03/02/2015
インマルサットは、Global Xpress (GX)プロジェクトに関して、マリタイム向けの中間製品であるFleetBroadband Xtraの発売を発表しました。Kaバンドの利用が可能になった時点でGX Kaバンド機能を利用できます。
Fleet Xpress
完全にグローバルなKaバンドサービスは、GX ネットワークを使ってマリタイム市場向けに提供され、衛星群に第2番目および第3番目の衛星が加わる今後はFleet Xpressと呼ばれます。ハイブリッド ソリューションでは、Global Xpressのネットワークを優先的に使用し、フリートブロードバンドのサービスをバックアップとして使用することで、世界中どの海域からでもデ-タ通信接続が可能になり、真にグローバルなサービスを提供します。
Fleet Broadband Xtra
インマルサットはFleet Broadband Xtraの販売開始も発表しました、これは、Fleet Xpress同様にKaバンドとLバンドの両機能を兼ね合わせる製品ですが、当初はKaバンド接続性がF-1衛星のフットプリント範囲であるインド洋海域のみに制限されます。
インマルサットは、商用トラフィックに衛星通信の使用が開始されFleet Broadband Xtraの製品サイクルが終了する時点で、大西洋および太平洋海域のカバレージを自動的に追加します。移行期間を設けますので、お客様はその期間にFleet Xpressに移行していただきます。
Kaバンドのカバレージ内での使用には、デ-タ制限は適用されませんが、F-1衛星のフットプリント圏外に船舶が移動してLバンドに切り替わる時点で公正利用の制限(フェアーユースポリシー)が適用されます。
XpressLink
インマルサットのグロ-バルなKuバンドの製品であるXpressLinkは、全世界にVSATサービスし、今後もしばらく使用継続が可能です。しかし、グローバルなGlobal Xpressのネットワークをできる限り早く活用していただくため、F-2およびF-3衛星が開始されFleet Xpressが完全に全世界を網羅するようになった時点で、インマルサットは、お客様にFleet Xpressへと移行していただく予定です。
Global Xpress
ロシアのProton打ち上げに関連する問題を理由にGlobal Xpressのネットワーク完成期日が遅延しています。これは、GX衛星最初の3機を静止軌道へ輸送するようインマルサットが契約していたものです。
F-2衛星は2015年初頭に打ち上げられる予定で、F-3が打ち上げられる2015年後半初めに、完全にグローバルなサービスが実施される予定です。GX 衛星群にバックアップとして2016年に4番目の衛星、SpaceXが米国企業によって打ち上げられる予定で、この導入はインマルサットが詳細を決定します。
軌道上の単一Kaバンド衛星であるGXの機能が最近実証されました。史上初のライブ中継ビデオ ストリーミングのテストで SDおよびHDビデオ両方を送信し、これはCobham Explorer 5075 GXフライアウェイ(可搬)端末 (地上での使用に設計されたアンテナ)を使って、最大速度4Mbpsを確保しました。
FleetXpressおよび Fleet Broadband Xtraについての詳細は、お気軽にお問い合わせください。
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